プロ野球の終焉



先日、朝日新聞が報じた巨人から選手・関係者への金の流れに関するここ一週間程の報道を見ていると、巨人とその親会社である読売新聞に対して義憤にも似た怒りを覚える。

またそれ以上に驚いたのは、この報道に対するプロ野球界の反応だ。大相撲の八百長問題が明らかにされた時には、閉じられた相撲界の闇を垣間見た気がしたが、今回の問題も結局球界は自分たちの利益を守るためならだんまりを決め込み、黒いものでも白としてしまうということが良く分かる。所詮、野球もプロレス同様の興行であり、公平なルールの下で争われるスポーツではないということなのだろう。

これまでも野球はもう終わっただの何だの散々言われてきたけれども、長年プロ野球を応援してきたファンの1人としては、球場に足を運んで試合を見たり好きな球団の応援することの楽しさをみんなに知ってもらえたらいいな、と思ってきた。

しかし、もう潮時かもしれない。

自分は地元の阪神を応援しているけど、この問題が明るみに出た後の南社長のコメントには反吐が出そうになった。

「総合的に判断すると、違反ではないということ」

この発言を言い換えると、「巨人の気にさわることを言うと、こちらの身もやばくなる」 「自分たちもやってきたので、あまりその辺はほじくり返さないで欲しい」、と宣言しているのに等しい。はっきり言えば、阪神は巨人の忠実なイヌですよ、と言っているようなものだ。

もちろん阪神だけではない。那須野の件であれだけ叩かれた横浜(当時はDeNAではなかったが)の高田GMや中畑監督のコメントを見ると、「もう過去のことなので」、「開幕前のこの時期に何故?」、などというトンデモな答えを返しているのがわかる。個人的にすごく尊敬していたソフトバンクの王会長でさえ、「法的に問題があるなら別だけど。いまはやってないんでしょ」、とコメントしたと言うから驚きだ。

この危機感の無さは、プロ野球ファンならずとも驚いただろう。

疑惑があっただけであれば、それでも良いだろう。また、それが過去に明らかになっており、何らかの処罰が下されたもの(例えば那須野や一場の件)であれば、いまになって騒ぎたてる理由もない。

しかし、いままで疑惑はあっても明らかにされてこなかった事件に対して、証拠が提出されたということの重大さを誰も理解できないのだろうか。

発表されている内容を見れば、違法性もしくは憲章違反があったかどうかは断言できないかもしれないが、その可能性は否定することはできず、調査に値することは間違いない。特に、近畿大学野球部の監督に対して、報酬を支払う念書を交わしていたことはゆゆしき事態だ(これらについては、また別のエントリーで詳しく書くことにする)。

100歩譲って、明確な違法行為や違反がなかったとしよう。しかし、いまここでは違反かどうかだけが問われているのではない。スポーツの精神やプロ野球のあり方が大きく揺がされているのだ。

去年のドラフトで、日本ハムが管野を指名した時、読売の渡辺主筆は 「ルール違反でなければ何をやっても良いのか! これは人権侵害だ!」 と怒鳴りつけたと言う。

巨人と読売新聞には、同じことを言ってあげたい。

ルール違反でなければ、何をやっても許されるのか、と。

それなら、献金疑惑の政治家はどうやって罰を受けるのだろう。どんなに汚いやり方で献金を集めようとも、それを取り締まる法律がなければ、彼らは何の社会的制裁を加えられることなく、のうのうと過ごしていいのだろうか。

新聞やメディアは社会正義を謳い、そのような政治家たちの行動を白日の下にさらす。しかし、読売新聞が自分の身内の問題を明らかにし、自浄することができないというのなら、彼らに何の権利があって社会の木鐸を気取ることができるのだろう。

但し、これは巨人や読売新聞だけの問題ではない、ということも明確に書いておく必要があるだろう。

球団は「みんなやっているから」 と言う。しかし、みんながやっているから、その行為は正しいということには決してならない。もし、みんながやっていて、それをみんなで隠そうとしているなら、プロ野球は早晩大相撲と同じ運命を辿るだろう。

スポーツマンシップは何処へ

 

 東北・関東大震災で多くの命が奪われ、また今も30万人以上の方が避難所での生活を強いられているというのに、心を逆撫でするようなことをする人たちがいる。

言うまでもなく、セ・リーグのオーナー、特に巨人の経営者たちのことだ。

彼らは今月29日のリーグ開幕を強行するという。この非常時に何を考えているのだろう。東京電力・東北電力の管内では計画停電が実施され、多くの住民や経済活動がダメージを受けているというのに、電力の消費量を少しおさえれば文句ないだろう、といわんばかりの言動には、耳を疑う。

東京ドームで興行を行うと、一般家庭3000〜5000戸分の電力が必要になるという。そのことで大規模停電が起こり一部都市機能が失わるようなことがあったらどうなるか、というような想像力が働かないようだとしたら、経営者としての危機管理能力はどうなんだと言いたくなる。

プロ野球の経営もお金を稼がなければならないのだから、何とか試合を開催したいというのは理解できる。ただ一般の企業と違い、野球のような興行は場所を変えて実施することは可能だ。開幕をもっと遅らせることができれば一番良いのだろうが、たとえ開幕をずらさなくても、普段は試合が行われないような地方で試合を行い、新たなファンを発掘するなどできることはいくらでもあるはずだ。

彼らは言う。「私たちはあらゆる工夫と努力を重ねて野球を続け、選手の真剣なプレーをお見せしながら、復興を全力で支援したいと思います」と。

だが、彼らの態度を見ればそんなことなど考えていないのは火を見るより明らかだ。彼らが見ているのはお金だけ。一企業として利益を追求するのは非難されるべきことではないが、スポーツマンシップを売り物にしている企業としては最低だろう。

このことは、きっと野球から更に人が離れるきっかけになるだろう。自分のようにプロ野球を含めスポーツが大好きな人間にとっても悲しい限りである。

このことについて、ただの一市民である自分には抗議する術もろくにない。しかし、巨人戦のテレビを見ないようにしたり、会社での読売の購読を止めたりとできることからやっていこうと考えている。

読売改め KY巨人軍

読売ジャイアンツ球団ロゴ

今オフ、巨人が3人の外国人選手を補強したのはご存知かと思う。

ヤクルトからグライシンガー(16勝8敗 防御率2.84)、ラミレス(打率3割4分3厘 打点122)、横浜からはクルーン(31セーブ 防御率2.76)。どれも今年セ・リーグで大活躍した選手ばかりである。

まあ、巨人のこういった補強は今年に始まった事ではないんだけどね。去年は小笠原(北海道日ハム)、谷(オリックス。FAではなかったけど)、05年は野口(中日)、豊田(西武)、李(千葉ロッテ)、03年の小久保(ダイエー)に至っては移籍の理由さえ明らかにされなかった。その他にもローズやらペタジーニやら、挙げたらきりがない。まあ、自分が応援している阪神だって、広島を半ばファームみたいにしてるから、カープファンにしたら許せなかったりするんだろうけどね。

選手はいわば個人業主なんだから、条件が良いところに行きたがるのは当然。「以前アリアス(オリックス → 阪神)が言ってたけど、「オリックスにいた頃は、ホームラン2本を含む5打点とか活躍しても、新聞じゃ10行程の記事にしかならない。ここ(阪神)だと、ヒット1本でもヒーロー扱いだからね。金もけた違いだ。」

新井がFA宣言した時にわけのわからない涙を流していたけれど、球団がいくら口では良い事を言ったって、いくら貰えるかが選手としての評価なんだから、「もっと優勝できる可能性があって、金額などの条件のいいところでやります」って言ってもよかったと思う。

話を戻すが、こういった巨人の補強を批判するむきがあるのも事実。「まるで金にあかして選手を集めるヤンキースのようだ」 「他の球団を踏みにじっている」 「生え抜きの選手を育てる気がない」。どれも一理あると思うが、こういった補強は巨人の経営方針なんだし、いい気はしないけど、自分は敢えて否定しない。

ただ、経営陣が全く勘違いしているな、って思うのは、たとえどんな補強をして強くなっても、巨人に以前のような人気は戻ってこないって事だ。これがヤンキース等との決定的な違いであり、日本のプロ野球の将来に暗い影を落としている。

ここ数年優勝こそ逃しているが、ヤンキースはもちろんメジャーリーグでも屈指の人気球団で、ニューヨークの富裕層をファンに数多く抱えている。大リーグそのものも観客動員は今年は過去最高を記録したし、巨額の資金をバックに各国から有名な選手を連れてきて、アメリカだけでなく日本を含んだ海外からも収益をあげている。

メジャーの資金の前には、たとえ巨人と言えども歯が立たない。巨人はFAの福留も狙っていたようだったが、あっさりと撤退した。広島の黒田に至っては、提示された年俸が12.8億。広島の来期の契約選手65人の総額(11.8億)より多いのだから、資金が乏しい広島など太刀打ちできるはずもない。

日本のプロ野球とメジャーリーグの格付が終わってしまったいま、日本のプロ野球はメジャーに選手を供給する下部組織として組み込まれてしまった感がある。言ってみれば、巨人が他球団の選手を金で集めるのと同様に、日本のプロ野球は大リーグに好き勝手やられている。

こんな状況の中、巨人はプロ野球の中で1人勝ち組みになろうとあがいているように見えるのだが、本当に勝ちさえすれば人気が戻ると本気で考えているのだろうか。こんな中だからこそ、巨人のブランド力を立て直す大きな改革をすべきはずなのに、その答えがグライシンガー・ラミレス・クルーンでは、更に人気は下降線を辿るだけだろう。

いや、殆どのフロントはわかっているんだろうけど、トップにいるのがわかってないんだろうなあ。

大連立画策の自慢なんてどうでもいいから、身内の心配をしろよ。

KYもいいところだ。

どこへ行ったか空手最強論

シュルト VS. グラウベ

先日ブログでも書いたが、K−1グランプリファイナルでセーム・シュルトが三連覇を果たした。

K-1 World GP 2007 Final

偉業と言えるかどうかは別にしても、そうそうできるものではない。初期の競技そのものがまだ成熟していない頃ならともかく、15年目を迎えたK−1で彼のようにトップに立ち続けるのは至難の業だ。素直に拍手をおくりたい。

そんな彼もここに至るまでは苦労の連続だったようだ。パンクラスやPRIDEに出たりもして、パッとしない時期が続いた事もあった。しかし、恵まれた体格とフルコン系の空手で鍛えた技を駆使して、K−1の頂点に君臨するまでになった。そんな彼は現在「最凶王者」「難攻不落」などと呼ばれている。

そんな中、自分には少し疑問に思う事がある。いまシュルトがこれだけ勝っていても、空手最強論が出てこないのはどうしてだろう。以前は「フルコンやってても、顔面のあるK−1では勝てない」と、まことしやかに囁かれていた。とは言いながら、アンディやフィリオだってK−1のトップファイターとして活躍していた訳だし、武蔵だって準優勝2回の実績がある(本当に強いかどうかは別にして)。ここにきてシュルトが3連覇しているわけだから、流れとしては空手最強論が蘇ってきてもよさそうなものだが。。。

しかし、そうならないのにはやはり理由があるのだろう。

あくまで想像にすぎないが、

1)K−1を支えているファンの多くが求めているのは強い選手や面白いマッチメイクであって、どういった競技のバックグラウンドがあるかという事はほとんど気にしていない。

2)格闘技の強さは、あくまでその格闘技のルールの範疇でしか測れない(それぞれの格闘技は別物であり、定められたルールの中で1番能力を発揮できる選手が強い)という認識が定着してきた。

3)現在王者であるシュルトのスタイルが、強いというより負けない闘い方で一般のファン受けが悪いため、そういった議論をしてもあまり効果が期待できない。

個人的には、フルコンが元気を取り戻して欲しいんだけどね。。。

FIFA クラブワールドカップジャパン 2007

ACミラン カカ

日曜日、サッカークラブW杯の決勝が行われた。

結果はACミランが4対2でボカ・ジュニアーズを下し、4度目のクラブ世界一に輝いた。MVPはもちろん満場一致でカカ。ヨーロッパ・チャンピオンズリーグ、セリエA優勝の原動力となり、バロンドール(世界最優秀選手)も受賞した彼にとっては、今年は最高の1年となった。

自分はサッカーそのものがあまり好きではないので、暇つぶしぐらいの感じで見ていたんだけど、準決勝(13日)での浦和レッズ−ACミラン戦を観て、正直面白いなと感じた。世界のトップレベルのプレーを見たというか、初めてサッカーを見て感動したと言ってもいいかもしれない。

浦和戦の翌日のスポーツ紙には、浦和が大健闘みたいな事になっていたけど、全くそんな事はなかったね。単純にボール支配率を見てもACミランが63%、浦和が37%とかでしょう。アメフトやラグビーでこのボール支配率だとほとんど一方的な試合だし、得点自体は1−0だったけど、少なくとも自分には浦和に単発以外全くチャンスらしいチャンスがなかったように思えた。

パス回しにしても浦和がワントラップしてから展開していくのに対し、ACミランはダイレクトにどんどん回していくからその速さに浦和が対応できない。加えてフィジカルでも圧倒的に強いから、浦和は1人を何人かで止めに行くしかなかった。後半はもう体力そのものがついていけなくて、ネネや坪井なんかもカカに簡単に振り切られてたよね。

ワールドカップも何試合か見に行ったけど、その時はもっと個人技の方が目立ったというか、クラブチームはそのメンバーでリーグ戦を数多く闘ってきているから、もっと組織的に完成してるんだろうね。そのうえ、いいクラブだと世界中からよりすぐりの選手を集めてこれるから、ある意味代表チームよりレベルが高いのかもしれない。ACミランにしたってイタリア勢をメインにカカ(ブラジル)やセードルフ(フランス)他を加えた多国籍軍だもん。強くない方がおかしい。

しかし、これが世界と日本のレベルの差なんだろうね。日本にACミランのような強いサッカークラブが現れるのはまだまだ先の事のように思えた。

第62回甲子園ボウル

アメリカン・フットボールの試合から

すばらしい試合だった。

自分がアメフトから離れて久しい。昨日の試合も「そう言えば今日甲子園ボウルだったなあ」とかろうじて思い出したほどだった。しかし試合の方はまれにみる好試合で、特に第4Qの攻防は見応えがあった。日大のディフェンス陣があの最後のゴール前の関学のオフェンスを何度も押し返したのもみごとだったし、両校がタイムアウトを取り合って相手の手の内を探り合う緊張感、そして最後のダイブと、緊迫した試合展開に文字通りテレビの前で釘付けになってしまった。優勝した関西学院の選手には素直におめでとうと言いたいし、負けた日大の選手にも大きな拍手を送りたい。

昨日の試合もすばらしかったが、自分が今までに観た試合で1番印象に残っているのは、なんと言っても85年の甲子園ボウルだ。初めて生で観戦したというのもあるが、試合もリードが9回も入れ替わるすごい点の取り合い・シーソーゲームだった。

対戦したのは関西学院大学と明治大学。関学は前年に続いての出場だったが、明治はそれまで8年連続(うち78年〜82年は5連覇)の日本大学を破っての出場。当時スター軍団と言われた関学(QB芝川、WR堀古、SE牧野、RB真弓、三浦)に対し、戦前は明治の圧倒的不利を予想する人がほとんどだった。

自分はというと、秋のリーグ戦で関学にボロ負けしたのが悔しかったので、明治の応援団がいる近くにチームのみんなと陣取って関学を野次ってた。しかし一旦試合が始まると、スタンドにいた殆どの観客は1人のプレーヤーに釘付けになってしまった。

明治大学RB吉村祐二

とにかく吉村が止まらない。その年の関西学生リーグ戦で1試合平均7点しか与えていなかった鉄壁の関西学院のディフェンスが面白いように切り裂かれていく。吉村への決めうちでギャングタックルにいっても、身体の芯を外されて、セカンダリーゲインを許してしまう。吉村はこの試合だけで関学から5つのタッチダウンを奪い取った。

しかし関学も黙ってはいない。吉村を止められないなら、こっちも点を取り返すしかないとばかりに、QB芝川が掘古・牧野へのパスを決め、得点を重ねていく。第4Q残り2分30秒で明治が逆転し46−41。すると残り30秒、関学が芝川のランで48−46とリードを奪い返し再逆転。勝負は決まったかに見えた。ところが次のプレーで明治のQB渡辺がロングパスを決めて、関学ゴール前3ヤード。残り時間6秒。

吉村のランか。それともFGか。

明治はFGを選択。そしてそれを蹴るのは吉村。その試合を象徴するかのような瞬間だった。

そして。。。。

吉村の蹴ったボールは、大きく右にそれた。

関学 48−46 明治

試合終了後、MVP(チャック・ミルズ杯)受賞者に吉村の名前が告げられると、甲子園全体から吉村コールが巻き起こった。知らないうちに自分までもが、吉村の名前を叫んでいた。

ビジネスとしてのスポーツが行きつく先には

ドジャース時代のジェフ・ウィリアムス

大リーグの薬物使用実態を、ジョージ・ミッチェル元上院院内総務が調べた「ミッチェル・レポート」が13日発表された。

REPORT TO THE COMMISSIONER OF BASEBALL OF AN INDEPENDENT INVESTIGATION INTO THE ILLEGAL USE OF STEROIDS AND OTHER PERFORMANCE ENHANCING SUBSTANCES BY PLAYERS IN MAJOR LEAGUE BASEBALL

読んでみようかと思ってPDFをダウンロードしたんだけど、開いてみると、なんと409ページ。根気のない自分はさっさと諦めた。

このレポートで関与が取り沙汰された選手はそうそうたるメンバーである。以前から関与が取り沙汰されていたバリー・ボンズ、ジェイソン・ジアンビ、マーク・マグワイヤ、ラファエル・パルメイロはもちろん、サイ・ヤング賞受賞のロジャー・クレメンス、MVP受賞のミゲル・テハダ、ホアン・ゴンザレス、モ・ボーン、セーブ王エリック・ガニエ。他にもトロイ・グラウス、アンディ・ペティットから、懐かしいところではレニー・ダイクストラ、マット・ウィリアムスといった選手約90名がレポートに名前を連ねた。

スポーツ・イラストレイティッドとかUSAトゥデーを読むと、今回のレポートが選手に事情を聴取せず一方的に発表されたという点で叩かれたりもしているようだが、今後の選手の処罰や、これまでの記録の扱いといったものをどうするのか、といった議論が大きく取り上げられている。このレポートは今後何年にも渡って大リーグに暗い影を落とす事になるだろう。

阪神でもジェフ・ウィリアムスの名前がリストに載った。スポーツ新聞でも大きく取り上げられていたからご存知の方も多いだろうし、ネットでは激しく叩かれている。中にはウィリアムスの球速を引き合いに出して、ステロイド使用の根拠としている人もいる。

■ ウィリアムスNPB球速記録 ■

2003年 150km 計測なし MAX 145km
2004年 150km 計測なし MAX 145km
---------------------------------- ← 04年オフに薬物購入
2005年 150km 計測 4回 MAX 152km
2006年 150km 計測12回 MAX 154km
2007年 150km 計測33回 MAX 154km(PO含む)

確かにこうしてみると、もしかするとなあ、という気がしてこなくもない。

でもなあ。やっぱり腑に落ちないんだよね。

普通に考えて、ルールに抵触するような薬物だという認識があれば、チェック(小切手)は切ってわざわざ証拠を残すような事はしないよねえ。多少のリスク(紛失したり、受け取っていないと騙されたり)があっても現金で取引すると思うけどなあ。むしろチェックで支払っていたメンバーは、単純にパフォーマンスが上がると聞いて購入したシロじゃないかな。まあ、穿った見方をすれば、知らなかったという言い訳をする為にわざとそうしたとも考えられなくもないけど。。。

それに2004年以降だけでも3回ドーピング検査(オーストラリアのオリンピック委員会によるものが2回、日本プロ野球機構(NPB)によるものが1回)を受けてる訳だし、これでクロって出ちゃったら、ドーピング検査そのものに疑問符をつけなければならなくなる。

自分が阪神ファンという立場もあって、ウィリアムスの潔白が証明されるように祈りたい。

ここ数年ドーピングに対する検査が厳しくなり、次々とその種目のトップ選手が薬物の使用を認めている。2006年のツール・ド・フランスの時もヤン・ウルリッヒやイヴァン・バッソを含む50名の選手が出走を拒否されるという事態にもなった(ヤン・ウルリッヒは引退)し、つい先日もIOCが陸上のマリオン・ジョーンズのメダル剥奪が報道されたばかりだ。

何故ドーピングはなくならないのか。

答えは簡単。ドーピングには効果があり、スポーツは金になるからだ。

日本に暮らしているとわからないかもしれないけど、アメリカではスポーツビジネスの規模がケタ違いだから、日本では考えられないような大きな金が絡んでくる。なので、禁止されているとわかっていても、法の網をかいくぐってドーピングに手を出す選手がどうしても出てくる。スポーツを運営する側がいくら検査を強化しても、それに合わすようにドーピングや薬物も改良され、ますます検査で見つける事が難しくなる。こういったいたちごっこが延々と繰り返されていく。

スポーツがビジネスになった時、その精神は死を宣告されたのかもしれない。

K-1 World GP 2007 Final

K1 2007 GP Champion Semmy Schilt

今年も、やっぱりというか、シュルトが優勝した。

強いね。

やっぱり技術的なもので埋められるものには、限界があるんだと思う。あれだけの身長差・リーチ差があって、且つ経験も積んで負けない試合運びが巧くなってくると、誰も止められないね。アーツもバンナも頑張ったと思うけど、左のリードジャブをあれだけ突き刺されてしまっては、崩せるものも崩せない。そして中に入ればあのヒザだからねえ。アーツとの試合はああいった形で終わってしまったけど、たとえそのままいってもアーツは勝つ事はできなかっただろう。つまらない試合という批判はあるが、自分の身体を活かしたシュルトの勝ちパターンそのものが、もうできあがってしまっている。



昔、ワシントン大学にいた時に、ノートルダム大学との試合があるというので、その練習を見にいった事がある。何の事だかさっぱりわからないかもしれないが、どちらの大学もアメリカン・フットボールの超名門で、しかも当時は本当に強かった。NFLのドラフトの上位指名がかかるようなラインの選手とかがいたんだけど、何から何までケタが違うんだよ。

身長190センチ、体重130キロとかいう奴が、100メートル11秒そこそこで走ったりする。特に最初の5メートルぐらいだったら、ちょっとした陸上選手と変わらないぐらい早い。自分が大学でアメリカン/フットボールをやってた頃は身長175センチ、80キロで、100メートルがせいぜい12秒ぐらいだった。日本でも大した事のない選手だったけど、ワシントン大学では以前自分がアメフト、しかもラインの選手だったなんて言っても誰も信じてくれなかった。

もう、こうなると違うスポーツって感じなんだよね。それ以来、アメフトのユニフォームに袖を通そうとは2度と思わなくなった。

シュルトに会った事はないけど、以前ボブ・ラブ(シカゴ・ブルズの選手。マイケル・ジョーダンが入団する前に活躍した)に会った事がある。彼はちょうど身長2メートル10センチに少し足らないぐらいだったと思うけど、彼の顔を見上げたまま握手しようと手を差し出したら、僕の手がラブ氏の股間に入りそうになったのを覚えている。澤屋敷選手や武蔵選手がいくら日本人としては大きいといっても、30センチ近いシュルトとの身長差を埋めるのは、なかなかできるものではない。

こうなると身体の大きな選手と闘う時には、極真ルールのように判定で差がなければ体重の軽い方の勝ち、というふうにでもしなければ、勝ちようがないだろうなあ。シュルトの場合はそれでも難しいだろうから、一定の身長・体重差がある場合は、最初から判定ポイントをマイナスしたハンディキャップマッチとかね。

個人的には、シュルト相手に頑張ったグラウベに拍手を贈りたい。判定では結構差がついてしまったけど、上段でシュルトをグラッとさせる見せ場を作ったし、シュルトの膝とかも確実にブロックしていた。ただ、ラッシュして息切れしたところに前蹴りを腹に効かされて攻め込まれたのは何とも惜しい。

しかし、シュルトの強さは別にして、シュルトの戦い方は観客にはアピールがないから、勝てば勝つほどK−1の人気がなくなる、みたいな状況になるかもしれないね。

そうなった時、シュルトを止められるのは、やはりルールしかないのだろうか。

極真の最強戦士は誰?

第26回全日本空手道選手権大会

先週の世界大会観戦に触発されて、週末昔の極真のビデオを見た。1番面白かったのは第5回世界大会、そして第26回全日本で、特に第26回は分裂前のレベルの高い戦いに年甲斐もなく興奮した。世界大会出場の8名の枠を目指して192人の選手が熱戦を繰り広げ、あの田村選手、黒澤選手、七戸選手でさえ勝ち進めない大会のレベルの高さを見ると、今は選手が小粒になったなあ、と思わざるを得ない。

日本のレベルが停滞する中で、世界のレベルは明らかに日本を越えていったというふうに思わざるをえない。僕は個人的には八巻選手の大ファンで、それは今も変わらないのだけど、今回(第9回)の世界大会を見て、もし現役時代の八巻選手がいたとしても、勝てるというイメージがわかなかった。八巻選手のあの圧倒的なパワーがテイシェイラやステピンを凌駕するとは確信をもてないし、もし出来なかった場合判定で負けるという事態も充分ありえるように思えた。

過去の世界大会(第1回と2回は見た事がないので知らないんだけど)に出場した選手の中で、今回の世界大会に出て優勝もしくは上位に食い込むとしたら、やはり数見選手、そして塚本選手の2人しか考えられない。そんな事を考えながら、過去の世界大会に出場した日本人選手のランキングを考えてみた。

1.数見選手(第6回世界大会の前後)
2.塚本選手(第28回全日本の頃)

3.八巻選手(第6回世界大会、第26回全日本の頃)

4.鈴木選手(全日本で連覇していた頃)
5.七戸選手(第5回世界大会とそれ以降)

6.松井館長(第4回世界大会の頃)
7.市村選手(第26回全日本の頃)
8.岡本選手(分裂前から結構長い間)

9.塚越選手(現在。空手のスタイルは好きではないけど、強いと思う)

あと個人的には、田村選手、木山選手、黒澤選手、逢坂選手とかが好きだなあ。まあ素人が勝手に想像したランキングだから、何の根拠もないけどね。でも塚本選手より下のランクの人は、外人選手に勝ちきれるとは自分は想像しにくい。

その理由の1つには、基礎体力があるんじゃないかなあ。昨日観た関学のアメリカンフットボールのキャプテンが身長180センチ、体重120キロって言ってたけど、それでスピードもあるしスタミナもあるだろうから、そんな人が極真に入門してきたら、一気に全日本の上までいってしまうんじゃないかな、思ってしまう。

少し矛盾しているかもしれないけど、あの小さな緑代表でも、現役の頃はベンチプレス140キロは上げてたっていうし、八巻選手にいたっては230キロだっけ。ウエイトトレーニングが空手の強さと直結してるかどうかは疑問もあるけど、少なくとも外国人相手に打ち負けないだけのパワーもしくは身体のバネを持たないとダメだろうね。

極真会館第9回空手道世界選手権大会 おまけ

関西ではテレビ放送がなかった(これからあるのかな?)でご覧になれなかった方の為に、YouTubeの動画、その他をまとめておきますね。

SRSその


SRSその


SRSその


SRSその


SRSその


SRSその


SRSその


SRSその


レチがノックアウトされた試合



それから、大会の記事はここからどうぞ
http://www.gbring.com/sokuho/result/result2007_11/1118_kyokushin.htm
http://www.gbring.com/sokuho/result/result2007_11/1117_kyokushin.htm
http://www.gbring.com/sokuho/result/result2007_11/1116_kyokushin.htm


最後に大会のすばらしい写真がこちらのサイトに載っています。あわせてお楽しみください。
http://www.europeankyokushin.org/gallery/2007/9wokt/finals/
http://www.europeankyokushin.org/gallery/2007/9wokt/final/
http://www.europeankyokushin.org/gallery/2007/9wokt/eliminations/


calendar
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728   
<< February 2018 >>
selected entries
categories
recent comment
recent trackback
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM