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不審火



先週、家のキッチンに工事が入ったので、夜は母親と外に食べに出た。2人で外食するのは久しぶりだったが、駅の近くのパスタ屋でうだうだ言いながら食事を楽しんだ。

8時からNHKの 『 坂の上の雲 』 が見たいと母が言うので、7時45分には店を出て家路についた。駅から家までは700メートルぐらいで、母のペースで歩くとちょうど10分ぐらいである。

家から300メートルぐらいの中学校横の階段を母の手を引いて上っていると、消防車のサイレンが聞こえてきた。どこかで火事やな、と僕が言うと、母がこう言った。

「 こっち来てるんとちゃう? 」

階段の上からは、消防署のある南向きの幹線道路が見下ろせるようになっているのだが、そう言われてみると、消防車の赤いフラッシュがグングンこちらに向かって近づいてきている感じがした。

「 誰か知ってる人のところやないとええんやけど。。。 」

と言う母に

「 うちのキッチンから火が出てたりして 」

とからかうと、冗談でもそんな事を言うもんじゃないと、杖で頭を小突かれた。

口には出してみたものの、もちろんそんなことがあるはずがない、と二人とも高をくくっていたのだが、消防車が交差点をこちらに曲がった時には、母の顔は笑っていなかった。まるで僕たちを追いかけてきたかのように2台の消防車はやってきて、猛スピードで僕たちを追い抜いていった。そして最悪なことに、その2台はうちの家の前で止まったのだ。

母を後に置いて、僕は走り出していた。

車からは消防士の人たちがバラバラと走り出してくる。その動きが妙にスローに思えてもどかしい。

近づくにつれ、少なくとも家は原型を留めていることはわかったし、大きく火の手があがっている様子もなかった。ただ、1人のお年寄りが道に出て消防隊員を誘導していたが、その先は僕の家ではなく隣の家だった。

結局、隣の家でガス漏れ騒ぎがあったという事だったのだが、最終的に消防車3台と救急車1台がやってきて、周囲は一時騒然となった。消防士がしばらく火を使わないようにと周囲の家に呼びかけたりしていたが、まあとりあえず自分のところでなくてホッとしたと言うのが本音。

ともかく大事にならなくてよかった。
コメント
無事でよかったです。隣の人は大丈夫だったのかな?
火とか季節的に気をつけないといけないよね。
  • CHELSEA
  • 2010/01/16 9:54 PM
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