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スポーツマンシップは何処へ

 

 東北・関東大震災で多くの命が奪われ、また今も30万人以上の方が避難所での生活を強いられているというのに、心を逆撫でするようなことをする人たちがいる。

言うまでもなく、セ・リーグのオーナー、特に巨人の経営者たちのことだ。

彼らは今月29日のリーグ開幕を強行するという。この非常時に何を考えているのだろう。東京電力・東北電力の管内では計画停電が実施され、多くの住民や経済活動がダメージを受けているというのに、電力の消費量を少しおさえれば文句ないだろう、といわんばかりの言動には、耳を疑う。

東京ドームで興行を行うと、一般家庭3000〜5000戸分の電力が必要になるという。そのことで大規模停電が起こり一部都市機能が失わるようなことがあったらどうなるか、というような想像力が働かないようだとしたら、経営者としての危機管理能力はどうなんだと言いたくなる。

プロ野球の経営もお金を稼がなければならないのだから、何とか試合を開催したいというのは理解できる。ただ一般の企業と違い、野球のような興行は場所を変えて実施することは可能だ。開幕をもっと遅らせることができれば一番良いのだろうが、たとえ開幕をずらさなくても、普段は試合が行われないような地方で試合を行い、新たなファンを発掘するなどできることはいくらでもあるはずだ。

彼らは言う。「私たちはあらゆる工夫と努力を重ねて野球を続け、選手の真剣なプレーをお見せしながら、復興を全力で支援したいと思います」と。

だが、彼らの態度を見ればそんなことなど考えていないのは火を見るより明らかだ。彼らが見ているのはお金だけ。一企業として利益を追求するのは非難されるべきことではないが、スポーツマンシップを売り物にしている企業としては最低だろう。

このことは、きっと野球から更に人が離れるきっかけになるだろう。自分のようにプロ野球を含めスポーツが大好きな人間にとっても悲しい限りである。

このことについて、ただの一市民である自分には抗議する術もろくにない。しかし、巨人戦のテレビを見ないようにしたり、会社での読売の購読を止めたりとできることからやっていこうと考えている。
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